敵はどこにいる?

「同級生のN君が僕をいじめる」「N君は敵だ」小学生の息子が言ってきました。
「小学校低学年で、もうそんなことが!」と少し驚きましたが、よくよく聞いてみると昼休みの鬼ごっこや勉強の進み具合で、息子とN君は競い合っているようです。「これは良きライバルだな」と感じてしばらくは様子をみることにしています。

あなたにとっての「敵」は?

それは同じ職場にいる同僚だったりしますか? 将来あなたより出世するかもしれない。
自分の上司が敵に見えますか? いつも無責任にいやな仕事ばかり押し付ける上司。いますよね。

敵を作ろうとする人たち

どこかの国の政府は、国内をまとめるために近隣の他国を「敵」と位置付けるようです。
国民共通の敵がいると「一致団結ガンバロー!」ってなりますね。それが互いが尊敬し合う「ライバル」なら問題ないですが、憎しみ合うような関係は、のちのち禍根が残りそうで怖いです。

そんな「敵」を作り出そうとする人って結構身近にもいます。誰かをターゲットに定め、悪者にし、攻撃することで組織をまとめ、一目置かれようとする人たち。専門家ではないため、この心理はよく分かりませんが、人間は弱い生き物ですから「うまくいかない=誰かのせい」こう考えるのが一番楽なんです。みんな同じです。自分を正当化するためには敵がいないと困るんですね。だからこの世から「いじめ」は無くならない。大人も子供も関係ない。

けどそうやって誰かのせいにして、逃げてばかりいては前進しないどころか、負の感情で心が覆われてしまいます。(ダークサイドに落ちる、とも表現できるでしょうか?)

客観的に自分を見てみる

なのでここは一つ、うまくいかない時にこうつぶやいてみませんか?
「敵は自分の中にいる」
ありきたりな言い方かもしれませんが、そうつぶやくことで、「視野のせまくなった自分」 「他人をねたむ自分」「逃げようとする弱い自分」これが見えてきます。第三者になって自分を見ているかのように。
「全て自分が悪い」と考えるわけではなく、「もう一人の良くないほうの自分が本当の自分をダークサイドに引きずり込もうとしている」これくらいの客観的で冷めた見方をするイメージでしょうか。
今まで「敵」と位置付けていた相手が「良きライバル」に見えてくるかも?

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