第4回SDGs検定 出題傾向

2021年2月28日(日)に実施された第4回SDGs検定(Web開催)についてどのような出題傾向だったのかを分析してみました。

これはどうせ今回は不合格だろうから次回のために(自分用として)まとめようとしていたものです。
幸いにも(?)夕方に2回目を受験できたため精度の良い(受験規約に違反しない程度で)まとめを作ることができました。そして私自身も2回目で合格することができました。今回の出題傾向分析が今後受験される方の参考になれば幸いです。

出題方式

①文章中の穴埋め問題(1~3箇所の空欄を埋める)
 選択肢が単語のため比較的難易度が低く短時間で回答可能。
②適切/不適切な文章を1つ選ぶ
 結構な長文の中の一部に間違いが混ざっています。
 全文章に目を通す必要があり、かなりの集中力と時間を要します。
③正解の数/間違いの数を答える
 正直超難問です。全てが分かっていないと正解を導くことができません。
 私はこの問題は捨てました。(余った時間でチャレンジしました)

Web検定の場合、上部のタブで設問番号を自由に選ぶことができるため、分からない設問は一旦スキップし、後からゆっくり(時間が余れば)考えることが可能です。

出題分野

続いて出題分野別の傾向です。
2030アジェンダ」は特に前半で点数をかせげる分野ですのでしっかり読み込んでおきましょう。問題形式に慣れておくためにもSDGs検定サイトに用意してある「例題問題」は必須でやっておくべきです。
私は日本独自の活動について(SDGsアクションプラン21ジャパンSDGsアワード等)ほとんど予習していなかたっためかなりあせりました。
SDGs以外の国連会議の設問については前述の③超難問であったためほぼカンで回答しました。

難易度分析

難易度分析はあくまで私個人の感想ですので前提条件(私の勉強時間)をご連絡しておきます。
SDGsに対する私の知識としては昨年12月に外務省サイトや国連のサイトで学び、今年の2月より検定に向けた勉強を1日2時間程度、関連書籍を読みながら毎日やってきました。自分では結構な時間をかけたつもりでいますがそれでもかなり難しかったです。今回たまたま2回のチャンスを頂きましたので時間にも余裕をもって合格することができましたが、1回で合格された方は尊敬に値します。

SDGs検定「参考文献」

ここからは次回(第5回)のSDGs検定にチャレンジする方向けの勉強方法になります。
まず検定を主催するSDGs推進仕業協会が「参考文献」としている書籍は以下4つ。

  1. 『SDGsビジネス戦略 企業と社会が共発展を遂げるための指南書』(初版 2019年2月)
     (ピーターD.ピーダーセン、竹林征雄 著 日刊工業新聞社 出版)
  2. 『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』(初版 2019年11月)
     (落合陽一 著 SBクリエイティブ 出版)
  3. 『SDGs(持続可能な開発目標)』(初版 2020年8月)
     (蟹江宣史 中公新書 出版)
  4. 『未来を変える目標SDGsアイディアブック』(初版 2018年5月)
     (一般社団法人Think the Earth)

少し前までは「参考資料」として「2030アジェンダ」と「事実と数字(Facts and Figures)」が挙げられていましたが、現在はこれが無くなっています。不要になったわけではなく「当たり前になった」と捉えるべきかと思います。
参考文献の中で落合陽一さんの『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』は純粋に読み物として面白かったです。

お勧めの勉強方法/順番

前述の参考文献書籍の全てを読んだわけではありませんが、大変役に立つ資料かと思います。しかし時間の無い方が効率良く(安く)知識を身につける方法をご紹介します。

Step1:SDGsってなに?という超初心者の方
・私の過去記事「SDGsってなんだろう?」で解説をしています。
・「SDGsジャーナル様のサイト」アニメ動画がとても分かり易い。
・60分でわかる! SDGs 超入門(バウンド 著 技術評論社)
 60分では読めませんが、右半分が全て図解でさらっと読めます。

Step2:SDGsの中身を理解する
・「17の目標と169のターゲット」を理解する。
 「農水省のサイト」が見やすくまとまってます。
・「2030アジェンダ(外務省 日本語訳)」を熟読する。やはりこれが基本です。

Step3:指標を理解する
「事実と数字(Facts and Figures)」の概要を理解する。
この資料の数字自体は既に古新聞なのですが、どんな指標で成果が測られるのか?
その意味の理解と数字感覚を持つかどうかでその後の理解力に大きな差がでます。

私は「169のターゲット」と「2030アジェンダ」そして「事実と数字」を全て紙印刷し、どこでも見れるように常に持ち歩いてました。

Step4:自分で調べる
Step2、3の資料を理解する中で、分からない用語が無数に出てきます。「様々な書籍を読んで身につける」という時間のある方はそれで構いません。しかし時間の無い方は自分で調べたほうがはるかに「早く」そして「最新の情報が」「簡単に」しかも「無料で」手に入ります。
専門家の書籍を漠然と読んで勉強した気になるよりも、自分で苦労して調べた情報は断然記憶にも残り易いです。私はその調べた情報をStep3で印刷した紙にどんどん書き込んでいきました。重要な言葉には青マーキング、分からない用語には赤マーキング。裏面には図や表を作って記入しました。どんな参考文献よりも分かり易い「攻略本」になったと思っています。

おすすめサイトリンク集

SDGs検定はゴールではなく、修行途中の1ステップに過ぎません。これからもアンテナを高くし最新情報をキャッチしていくと共に、自分には何が出来るかを問い続けていきたいと思います。

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