我が家の「新プラスチック生活」

SDGs
SDGsロゴ

少し前の話ですが近所の大型スーパーへ家族で出かけた際、自分用の下着を買う必要があり私一人で売り場へ行きました。2枚ほど選んでレジの店員さんへ渡したところ「袋はお持ちですか?」当然こう聞かれます。いつも持ち歩くエコバッグをちょうど持っておらず、けどすぐそばには奥さんもいましたので「持ってないです。そのままで大丈夫です」レジ台の上には有料袋の案内もありましたが、下着2枚くらい丸めて持っておけば目立たないでしょう。すると少し困ったような顔をした店員さんが「では無料でお渡しできる袋にお入れしますね」と言って有料レジ袋とそっくりな「無料のレジ袋」に入れてくれました。確かに下着をにぎりしめたおっさんに店内をうろつかれたら迷惑ですよね。ちょっと反省してます。

レジ袋有料化の制度

その場は恥ずかしさもあり、素直に無料のレジ袋を受け取って帰りましたが、頭の中は「?」でいっぱいでした。「有料のレジ袋を断ると無料のレジ袋が出てくるの?」なんとも不思議な気分です。
プラスチックの原材料は「石油」と以前の記事にも書きましたが(以前の記事はこちら)20年7月に開始した制度では、石油に代わって植物由来のバイオマス材料を25%以上使用しているレジ袋であれば無料で渡しても良い、とされているんですね。その時受け取った袋にはしっかり「バイオマスマーク」がプリントされています。

レジ袋有料化制度については経産省のサイトに詳細が出ています。

我が家の「新プラスチック生活」を紹介

バイオマス100
バイオマス100% レジ袋

今回の有料化制度は対象となる袋の形状/材質/厚みなどが決められており、感覚的にはとても分かりにくく、かつ中途半端な制度になっていると思います。そこで我が家の新プラスチック生活の第一歩として、試しにバイオマス100%のレジ袋を100枚300円(1枚3円)で購入、実際に使ってますが石油材料の袋と比べて見た目/強度/耐久性、全く差が無いですね。同じ特性となるように開発されたんでしょうが、改めてこの技術力の高さには驚きます。

いっそのこと石油材料のレジ袋は全廃し、バイオマス100%の袋だけを有料(やや高め)とすればスッキリするんですが。しかしそもそもプラスチック製品全体におけるレジ袋の割合は微々たるもので、環境保護目的での実効果はとても薄いんです。つまりバイオマスが何%であろうが、50歩100歩ってことですね。ではなぜレジ袋が最初の対象となったか? これは私の憶測ですが、最も身近でアピールしやすかったために国民の意識改革を狙って手っ取り早く最初のターゲットになったと思われます。その第一歩を踏み出したことは称賛に値するんですが、分かりにくさが残念でなりません。

次のターゲットは?

レジ袋の次に注目されるのがストローやカトラリー(ナイフ/フォーク類)ではないでしょうか。特に北米では山のように消費されています。間違って食べたウミガメのノドにストローが刺さっている映像が数年前に流れましたがあれは衝撃でした。
そこで我が家ではストローをバンブー(竹製)にしています。お値段はやや高いですが、紙製と違って数時間経過してもフニャフニャにはならず、口触りがややザラっとしていてなんとも心地いい。神経の中で最も敏感な舌が「安全なもの」と認識しているからでしょう。

バンブーストロー
バンブーストロー

うちの奥さんは子供用のマイフォーク/スプーン/お箸を常に持ち歩いています。マイタッパ(密閉容器)も今後トレンドになるでしょうね。ジャバラ式でコンパクトにたためる製品も出てますので試しに購入してみたいと思います。

欧州では既にこれらの使い捨てプラスチック製品を法律で規制(全廃)する動きが始まっており、駐日欧州連合代表部様のサイトに詳細が記されています。

このように使い捨てされるストローやカトラリーへの対応としては

  1. 「マイ〇〇」を広める(使わない/捨てない)
  2. バイオ材料に置き換える(捨てても環境に優しい)
    この2つに絞られそうです。

ペットボトルの攻略がカギ

次にくるのが本丸とも言えるペットボトル。本当に地球を救いたいのであればここにメスを入れないと意味がありません。
「マイ〇〇」を当てはめるとしたらもちろんマイタンブラーですね。私もコーヒー用、お茶用と2つ持ち歩いてます。しかしその程度ではまだまだ効果が足りない。2つ目のバイオ材料への置き換えも各メーカーにて実施中ではありますが(アサヒ飲料様の活動)普及するまでには少し時間がかかりそう。そして猫も杓子もバイオ材料を使い始めたら、急激な需要増加に供給量が追いつけるのかも心配です。よってペットボトルについては3つ目の対応として「きっちり回収して流出させない」これにもっと力を入れるべきではないかと私は思います。どうすれば不法投棄を無くせるのか? どうすれば効率的に処理(リサイクル)できるのか? こればかりは個人レベルや1企業でなんとかできるものではなく行政にお願いするしかないんですが。

参考までに欧州の一部では「デポジット制」が導入されており、空のペットボトルをスーパーへ持っていくと1本あたり30円で買い取ってくれるそうです。そりゃあ必死で回収しますね。

広げよう「マイ〇〇」の輪

このように日本の取り組みは世界をがっかりさせるほど遅れているんですが(だから化石賞なるものを受賞するんですが)、私は自ら行動を起こすこともせずに、ただ行政を批判するようなことはしたくありません。個人レベルでも出来ることはたくさんあるはずです。一人の取り組みなんて何の効果もないちっぽけなことですが、例えば「マイ〇〇」の輪を広げることで一人ひとりの意識が変わり、やがて大きな波になっていくと信じています。

SDGsについて超簡単解説した記事はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました